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稲妻のよに駆けゆく2018とワタシ

by コウジアナーダ

世間は年の瀬12月、いわゆる師走である。

そもそも師走(しわす・しはす)は、一年の初めに仲睦まじく過ごす月の意味である「睦月」に始まる旧歴の月名において、唯一「月」の文字を使わない12月のことを指す。(極月との呼び名もあるが、一般的に広まっているのは師走)

この師走、お師匠さんが走り回るため師走と呼んだというのがよく使われる説なのだが、実は言葉の成り立ちは不明となっていて、

年の果て=トシハツが転じてシハスとなった説や4つの季節が終わる月=四極月(シハツヅキ)からシハスとなった説など多くある。

そんな師走のど真ん中、もうあと2週間ほどで今年も終わろうかという12月15日(土)11時を少し回った頃、ワタシはムーブアップカフェという場所にいた。

第48回 岡山WEBクリエイターズ「年末スペシャル2018」

岡山WEBクリエイターズとは、岡山のウェブ勉強会のことだ。過去にこのブログでもレポート記事を書いたことがある。

前編→[2年ぶりとワタシっぽさとワタシ - デザイナーとタワシ - g.o.a.t]

後編→[酒と甘さとワタシ - デザイナーとタワシ - g.o.a.t]

レポートといっても前編は2年ぶりのブログについて、後編はg.o.a.tの縦書き実装に伴う実験的な記事だ。

こんな風に過去の記事への誘導も行いつつ、今回も岡山WEBクリエイターズに参加してきたので、その内容を書こうと思う。

ただし今回は参加といっても皆様の前でおしゃべりする時間をいただいたので、いつもよりちょっとだけ濃い参加具合。そのあたりもしっかりと書くことができたらと思う。

とはいえこのブログはあくまでワタシの雑記帳なので、情報満載ということもなくいつもの書きなぐりなのだが笑

12/15(土) okaweb年末スペシャル2018のLT出ませんか?

Facebookのメッセンジャーが通知音とともに画面に表示したのは、主催者の Code54後藤さんからの連絡だった。そもそもokawebは見る側だけで、喋る側をしたことがなかったので、興味もあった。

また、誰かの前で喋ることに抵抗がないワタシは、これ幸いとばかりに二つ返事で了解の旨を告げた。

今回の年末スペシャル2018は、メインセッションの2人に挟まれる形で中四国ライトニングトークと銘打って、何人かの登壇者が出る。ワタシはそのライトニングトーク(LT)の岡山担当として選ばれたのだ。

ライトニングトーク、とはその名の通り稲妻のごとき速さで登壇者が入れ替わるセッションスタイルのひとつだ。

まずはこれを見ていただこう。

第48回 岡山WEBクリエイターズ「年末スペシャル2018」のお知らせ

はい。真ん中あたりにいますね。これがワタシです。

そして岡山WEBクリエイターズの公式開催レポートも貼っておこう。

第48回 岡山WEBクリエイターズ「年末スペシャル2018」開催レポート

はい。真ん中あたりにいますね。これもワタシです。

今回の年末スペシャルがどのようなものであったかは上のリンク先を読めばわかってしまうのだが、ワタシなりに、まずは時系列通りに内容を追うとしよう。

2018-2019年 ウェブで使われるフォントカラーの傾向と対策

フォルトゥナ坂本さんによる、ウェブのカラーの傾向と対策について。

坂本さんは毎年岡WEBの年末スペシャルにて毎回オープニングセッションをつとめられていたとのことだが、今回でひとまずおやすみということだった。残念だ。

ワタシはおそらく3年くらい前、2015年の年末スペシャルだったか。坂本さんのお話を伺ったことがある。いつ聞いても適度な関西弁が実に耳に優しい。

色のスペシャリスト坂本さん、今回はタイトルの通り特にフォントカラーに重点をおいてお話くださった。

講義中も話があったが、基本的に色の流行り廃りというのはそこまであるものではない。これからしばらくはこんな感じで進むのではないか?といった先も見てのお話で参考になった。

リテイクを出さないための、デザイナー視点の打ち合わせ実践例

ここから中四国ライトニングトークに入る。

まずはワタシ、Style A+金政さんによる、リテイクとどう向き合うかというおはなし。

写真は、転法輪印を結ぶワタシだ。転法輪印がわからない方は是非検索してほしい。

ネタを説明するほどサムいことはないからだ!!

そもそも理論系の話よりは実践例を使った生々しいやつをください、というオファーだったので、ワタシの過去の実例から2つほどピックアップし、お話しさせていただいた。

10年以上もやっていればいろんな例がある。内容を考えるのはそんなに苦ではなかった。

リテイクは出てはいけないものではなく、リテイクそのものに意味・価値があるかどうか?

またそもそも出さないようにするにはどういうところに気をつけるべきか?など。

ウケ狙いで入れたものはほぼ全てスベり散らかしたが、内容はまぁ、いいお話だったのではないだろうか(やや自賛)こちらはまた改めてフォローアップの記事を書こうと思う。

クライアントと一緒に学び作る!フリーマガジン I+[イット]ができるまで

米子からは、けいちょさんこと桂藤さん。桂藤さんはフリーランスをされつつ、米子のデジタルハリウッドで講師をされている。

もともと話術にすぐれた方だと感じていたが、日頃の講師業も相まってか、とても聴きやすくそして面白いセッションだった。個人的にだが、今回の年末スペシャルで一番見ごたえ?聞きごたえ?があった。

内容はフリーマガジンを作ることで、デジハリ卒業生や自分自身においても仕事を増やすことができたといったお話で、これもとても参考になった。

フリーマガジンを作ることはなかなか思いつきではできないが、いろんなヒントをいただけたように思う。

ワタシも「さんかくデザイン研究会」という勉強会をしているが、今のところ収益になるようなことは特にしておらず(というか出費でいうと赤字)だが、いつかこの「さんかく」が収益をひっぱってくる要因のひとつにしようとは思っている。

そういう意味でもすでに実践し、売り上げを出されている桂藤さんは素晴らしいと感じた。ぜひ真似しよう。そうだそうしよう。

さんかくデザインの情報はこちら

YouTuberをはじめてみてわかった、リアルなお話し

続いては広島から薬師神さん。以前お会いした時はかなり面白いコンサルタントだったが、今はYouTuberとしても活躍されているとのことで興味があった。おもしろユーチューバーだ。

HIKAKINではない。

2017年、中高生がなりたい職業No3がYouTuberだった。(中高生が思い描く将来についての意識調査2017)

そんなYouTuberやくしじんは、YouTuberとしての活動の難しさなど、日頃はあまり知り得ない情報を共有してくださった。

YouTuberやくしじんの活躍を見たい方は追いかけてみたい方はこちら。

神の手やくしじんチャンネル

しかし動画配信とは難しいものだ。世の中には再生数100回未満の動画が山のように存在する。先日ワタシもとある理由から生まれて初めてFacebookのLive配信を行ってみた。

そうなると、心折れるよなぁ、、、などと思っていたが、ワタシの配信したLive動画のアクティブ再生数は「1」だった。だ。

世界中で、ワタシのLive動画をアクティブに見ていた人が一人だ。

それも仕方ない。特に台本もなく、告知もなく、風呂上がりに「オッスおら弘司。いっちょやってみっか」とばかりに思いつきでやった結果だ。

が、意外と楽しかったので、またやってみようと思っている。

心は折れなかったところを見ると、意外とワタシのハートもガラスよりは高い強度を持っているのかもしれない。

ウェブと「コスプレスタジオ」というリアルビジネス

島根からお越しの藤田さんは、ウェブやシステム制作をするかたわら「コスプレスタジオ」を作り運営されているということで、そのお話しについて。

そもそもワレワレ製作者は、お客様の仕事上必要となった広告やシステムなどを制作する業者だ。そのワレワレがリアルビジネスを知らねばならない、という思いから何かリアルビジネスをと始められたそうだ。

コスプレは周りにする人がいないのだが、もちろんコスプレ自体は知っている。そのコスプレを題材にした仕事が島根という地方で成り立つのだろうか?と思いながら聞いていたが、意外と成り立つのだそうだ。特に印象に残ったのは以下の言葉。

「交通の便に優れていない方がよかったりする」

これは目からウロコの話だが、コスプレというのはまだどうしても「オタク」感があってかおおっぴらに趣味として言いづらい空気がある趣味なのだそうだ。その趣味スタジオが街のど真ん中に存在していると来る方も来づらいから、ある意味人目につかないくらいの場所の方がいい、とのことだった。

こういうことはどんな仕事にも必ずあると思う。

絶対と思い込みがちな前提条件が、必ずしも全てにあてはまるわけではないということだ。

たとえば2018年現在、ウェブサイトはスマートフォン対応必須で、モバイルファーストで作るべしという話がある。

要はスマホで見ることを前提としたサイトであるべきという話で、これはもちろんそうだ。と強く言える。一人1台以上スマートフォンを持っていて、PCを持っていない人は世の中たくさんいるこのご時世にPCサイトに力を入れるのは得策とは言えない。

しかし例えばスマホで見られることがあり得ないようなサイトであればどうだろうか?

スマホ対応は本当に必要なのか、という話だ。

「一般的な当たり前」は、あくまで「一般的」でしかないということだ。

大事なのはユースケースを考えること。

体験者がどういう状態で使うことが最善かを考えることが大切なのだ。

WEBとトラブルと私。-15年の間に経験した様々なトラブルから学んだこと。

まるでこのブログのタイトルような●と▲と■という三方書きスタイルでお話しされたのは愛媛の阿部さん。

おそらくはワタシと同じく「部屋とワイシャツと私」の世代だろうと思われる。

阿部さんは今セミナー界隈で人気の高いグラフィックレコーディングをされている。おそらく薬師神さんを見たのと同じタイミングで阿部さんがグラレコでセミナー内容を作っている姿を見たことがある。

ワタシは基本的にオリジナルの絵がまったくといっていいほど書けないので、絵が描ける人は尊敬している。と同時にグラレコはワタシの領分ではないと、手を出さないことに決めているのだ。

そんな阿部さんの登壇内容はワタシと同じく自身の体験したトラブルから、何を学び、何を得たか。ということだ。阿部さんは6つのトラブルを例に挙げ、どういうことがあってトラブルが発生したか、などをお話くださった。

案件を受ける際、その安全性をどう見極めるか?といったところが大事だよ、といったような形。阿部さんのセッションも面白かった。

このセッションはあまり見ない形でスタートした。

紹介を受けた阿部さんが聞いたことのあるフレイズをハミングで歌い始めたのだ。これはワタシを含め、多くの方が度肝を抜かれたことと思う。

なにせ15分のミニセッションでしばらくスピーカーが話さないのだ。第一声で何を言うのだろう、という部分に皆が注目したことは間違いない。

これは発生練習を兼ねたツカミなんだと思って聞いていたのだが、ワンフレーズでは終わらずきっちり1番(歌詞がないので多分だが)を歌いきった。

実際にはこれは講義内容に連動して歌ったとのことだった。

いやぁ新しいものを見た。新時代の幕開けではないかと感じた。

ひとつの会社と場所にとらわれない働き方

中四国ライトニングトーク、ラストは高知からお越しの小橋さん。

小橋さんのセッションのキーワードは「パラレルワーク」

パラレルワークというのは、Parallel(並行)という言葉が意味する通り、複数の仕事を同時並行的に行うことだそうだ。複業ともいう。

小橋さんは個人事業主として働きながら、一定の時間をどこかの企業専属の時間として提供する形をとっているそうだ。ワタシも企業さんのウェブ担当としてこれに似た形の仕事はしているが、小橋さんほどきっちり区切っていない。

小橋さんの働き方、気をつけていることなど、参考になる部分はたくさんあった。

がっつりやっていないとはいえ、パラレルワークは難しいと感じる。それをうまくできている小橋さんはいろんなところがしっかりできているのだろうな、と感じた。

ちなみに小橋さんは前回CSS Nite in Okayamaで登壇してくださった坂上さんと同じチームで働いているとのことだったので、高知へ行く用事が一つ増えた。来年は高知へ行こう。そしてカツオの塩たたきを食べるんだい。

坂上さんが登壇された時のレポートはこちら

[KAIZENとゴール設定とワタシ- デザイナーとタワシ - g.o.a.t]

okawebアワード2018

中四国ライトニングトークが終わり、ここで毎年西日本のウェブ業界の発展に貢献した方がノミネートされるというokawebアワードの発表があった。

ワタシは光栄にも準グランプリという賞をいただくことができた。写真は兄弟といっても差し支えないほどそっくりなCPIの山田さん。もちろん初対面だ。

ウェブ業界の発展に寄与できたか、といわれるとワタシはなんとも言えないのだが、この2018年は

「めんどくさがらずに外に出る」

「思いついたことはなるべく行動してみる」

の2つに意識をおいて、つたないながらもブログを書いたり、デザインの勉強会を始めてみたり、といくつか目に見える動きをした。

それらがokawebアワード選考者のみなさまの目に止めていただけたのだろうかと、ありがたく受賞させていただいた。

賞品はプレイステーションクラシックだったので、嬉しくて翌日の夜に思いつきでFacebookでLive配信した。アクティブ再生数は1だったが。

皆さんが今感じたその感覚、デジャヴュ(既視感)ではない。さっき薬師神さんの時に書いたLive配信はこれのことだ。

ちなみに年末進行に追われ、まだほとんどのゲームが起動すらできていない笑

ウェブ制作トレンドニュース2018

最後はアニキこと前川さんによる2018年のウェブ業界のあれやこれや。

前川さんは最後の残り少ない時間で2018年をきっちり追いかけてくださった。

WEBもどんどん変わってきているなぁ、と毎年思うが、今年もまさにそんな年だった。いろんな技術が生まれたり掘り起こされたり。

手書きワイヤーのHTML化に始まり、AIがこの業界に浸透してきているのを目の当たりにしながら、ワタシたち制作業者はAIにはできない仕事をしていく必要がある。

前川さんのお話はそんなところをつつきながら進んだ。

今回は短い時間でニュースを追いかけていったが、そんな前川さんは次回岡山WEBクリエターズにも再びご登壇の予定だ。「WEBクリエイターのための情報交換所」と称して今回のような情報共有をもっとロングバージョンで行うとのこと。

こちらも楽しみにしておこうとおもう。

次回、岡山WEBクリエイターズのお知らせ

[第49回 岡山WEBクリエイターズ「WEBクリエイターのための情報交換所」のお知らせ – 岡山WEBクリエイターズ -okaweb-]

そして宴にいくのだが

年末スペシャルはここから忘年会を兼ねた懇親会が始まる。

のだが、すでに文字数がえぐいのでここまでを前編としたいと思う。

後編では懇親会の内容に加え、ワタシの登壇内容のフォローアップも少しできればと思う。

2018/12/24 サンタさんから後編が届きました。

臓器提供意思表示

最後になるが、前川さんのセッションに戻りたいとおもう。このセッションでは冒頭にこんな告知があった。

[【第48回 岡山WEBクリエイターズ】告知 - YouTube](https://youtu.be/5JDzGP37gvI)

これは主催者後藤さんの好意により、不参加者にも共有OKの許可が得られたものなので、動画自体を公開したい。3分程度の動画なので、できれば是非見ていただきたい。

動画を見られていない方のために、簡単に補足。

そもそも日本国内でインターネットにて臓器提供の意思を表示している人の数は0.13%程度なのだそうだ。

0.13%という数字は非常に少ないと感じる。

免許証や保険証の裏に書いてある人で12.7%だそうで、これまた少ないと感じる。

ワタシは免許証の裏には書いてあるが、インターネットでの意思表示ができるとは知らなかった。

そしてこのことを知らない人はたくさんいると思う。

臓器提供の意思表示というのは実はわりとセンシティブな問題だ。

ワタシは18歳くらいの時に臓器提供意思カードというものを書き、働いていた会社でラミネートしてもらって常にお財布に入れていた。

そして、、、

〜ここから下数行は、珍しくどう書くか、を少しだけ考えたこと〜

そして、ワタシ個人の考えは、

人は死んだらタンパク質の塊。燃やしてしまうだけならば使えるものは有効利用するべき、というものだ。

しかし結婚してからは家族(嫁)に反対され、今は提供しないに印をつけている。

提供するかどうかは個人や各家族で考える話で、この考えはいろんなものがあっていいと思う。

だからワタシ個人としては提供OKだが、家族は提供されたくないという考え方なのだ。

家庭という小コミュニティの円滑化として、これについてはワタシの個人的な思いを封殺し、家族の思いを尊重している形だ。

もっとも、この考えの違いから妻を冷たい人間だと思ったことはないし、死んだ後に家族の体をえぐられるのは辛いという気持ちもわからないではないので、否定はしない。この考えの方が正直多いと思うのだ。

(ちなみにもし独り身に戻ることがあれば、再びワタシは提供OKにするが。)

重要なのは脳死であれ心停止状態であれ、なにも言えない状態が訪れた時に、ワタシはどうしてほしいのか?という思いを出していることが大切だと思うのだ。

皆さんはどうだろう?ワタシは臓器提供することが偉いとは思わないし、しない人が冷たいとも思わない。自分の体だ。好きにするのが一番だと思う。

ただ、どちらにするか意思表示くらいはしてもいいのではないだろうか?

ワタシのように自分の思いを公開する必要もないと思うし、ただお財布に入れた免許証に丸をいくつかつけるだけだ。

インターネット意思表示についてはこちらのサイトをご覧いただきたい。

[日本臓器移植ネットワーク | 臓器提供について | 意思表示の方法]

これも今回の岡山WEBクリエイターズ「年末スペシャル2018」で得た大事な情報の共有ということで書かせていただいた。最後に持ってきたのは目につくのではないかとの判断のもとだが、ここのみ時系列から外れてしまうことお許しいただきたい。

自身でしっかり考えたりご家族とよく話しあうなどして、ぜひ自分の意思を表示をする方が増えて欲しいと切に願う。

撮影:イメージフォト 田中秀和

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