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UXとU are eXperienceとワタシ

by コウジアナーダ

怠惰という名の熟成をしていたこのブログ「デザイナーとタワシ」通称タワシは「g.o.a.t」というブログシステムを利用している。

この「g.o.a.t」を知ったのは、ちょうど2年前の今頃、広島で開催された「Web touch meeting」というIT系の勉強会がきっかけだった。

その後Web touch meetingは惜しまれつつ第100回で終了してしまったのだが、その後もいろいろな縁あって主催者の藤本さんという方にお世話になっていた。

Webtouchで広島に行ったよ、というブログを投稿をして、ほぼ丸二年ぶり。

2年前、藤本さんの主催するWebtouchに参加すべく広島に行ったワタシが、

またも、藤本さんの所属するHiBis(ハイビス:広島インターネットビジネスソサイエティ)のUI/UX研究部会が主催するUXの勉強会に参加してきた。

HiBisのサイトはこちら

UXとは

レクサスの車名ではない。

UXとはUser Experience(ユーザーエクスペリエンス)の事を指す。

UXという言葉がWeb業界に定着しはじめたのは、おそらく3年ほど前だろうか。

よって、タイトルはワタシが勝手に作った造語だ。決して間違えて覚えてはならない。

※ちなみにタイトルに変な造語を入れるのはSEO的によろしくない。(が、検索上位を目指して頑張るという趣旨のブログではないので、どうでもいい。

今回の勉強会を踏まえブログを書こうと思った際に、ワタシの中でのUXは通常のユーザーエクスペリエンスと同時に、こうしても意味が通ると思ったため、上記タイトルになった。

UXな講義内容

「はじめてのUX」そんなお題で話をしてくださったのは、「広島修道大学 教授 佐藤 達男」氏。

UXとはなんぞや?というのを様々な文献を引用しつつ語ってくれた。

さすが大学教授。固いながらも退屈することなく学ぶことができた。

ついで藤本さんの講義&ワークショップ

付近の5~6人がチームとなり、広島旅行をする仮想ユーザーの行動や体験を考えるカスタマージャーニーマップを作った。

ワタシたちのチームは65歳(うろ覚え)の学校教務員のITリテラシー低い男性が、うさぎ島こと大久野島に行くという想定でまとめた。この65歳(うろ覚え)の教務員男性、といったような仮想ユーザーは「ペルソナ」と呼ばれ、マーケティングやデザインの世界ではよくよく召喚される。

Google先生で「ペルソナ」と検索すれば某女神転生シリーズの次にマーケティング用語の解説サイトが出るほどだ。

ちなみに「ペルソナってわかる?」と尋ねて、サトミタダシ薬局店の歌を思い出す人は30代前後のゲーム好きだ。多分、間違いない。

そんなペルソナを召喚しながらわれらチームうさぎ島は知恵をひねった。

ワタシたちのチームは6人中3人が学生さんということだったので、若い意見ももらいつつ、進めた。

この手のワークは必ず発表がある。ということで発表は学生さんにしていただくよう仕向けた。

一緒に参加した友人からは「学生に発表させるとはオニっすね」などと揶揄されたが、ワタシたちは望めば割といつでも発表の機会が訪れるが、学生は社会人相手に発表する機会はそうそうしょっちゅうあるわけではない。楽しくも貴重な機会を体験して欲しかったので、オニと呼ばれても悔いはないのだ。

これは別なチーム。社会人の方だろうか。上手に発表されていた。他チームも我らの発表舞台も皆さんすばらしかった。

UXなまとめ

UXというのは、ユーザーエクスペリエンスという言葉の通り、ユーザーがサービスやプロダクトを通じて得られる体験のことだ。

そしてUXデザインとは、そのUXへの道筋をデザインする。体験をデザインするということだ。

この「体験をデザインする」という言葉がUXへの理解を遠ざけているのだと思う。

例えばUXとはどんなものがあるのか?

例えば、ディズニーリゾート。夢の国だ。ワタシも今年初めて行った。

あそこに行くと再び行きたいという気持ちが芽生えるそうだ。

もっともワタシのような37のオッサンオブオッサンは、そんな気持ちはほぼ湧いてこないが、心の綺麗な、よどんでいない人、大半の人はそう感じるそうだ。

これはディズニーリゾートが「お客さんがこういう体験をすることで、こういう感情が生まれる」ということを体系的にデザインしていることによるという解説があった。

まさにそうだと思う。確かに、また来たいと思わせるための「仕掛け」は大量に感じた。

それはもう溢れるくらいに感じたのは事実だ。

だが、ワタシには響かなかった。なぜか?

これは、ディズニーが「ワタシ」をターゲットにしていないからだと思われる。

UXデザインはユーザーの体験をデザインする。そのユーザーとはお客さんだ。

ワタシはお客さんではない、とはディズニーさんサイドも思っていないだろうが、主とする、来て欲しいと想定しているターゲット層からはズレているのだろう。ゆえに響かなかっただけだ。

恐らく大半の方が行ったことがあるだろうから、あえて書くことでもないだろうが、

ワタシがまた行きたい!と強く思わないだけで、とても素晴らしい空間だったことは補足として書き加えておく。せめてワタシが名古屋より東に住んでいたらこれまた感情には違いがあったことだろう。

結局、ユーザー次第なのだ。UXというのは。

これはワタシが行っているデザインと全くイコールのことなのだ、と理解できた。

ワタシは、講義やセミナーでデザインのお話をする時、しばしばスターバックスコーヒーを話題に出す。

簡単に言うと、スタバはコーヒー屋だが、スタバに行く人びとはコーヒーだけではなくて、その空間やスタバでコーヒーを飲むという行為そのものを求めて対価を支払っている、といったような話をするのだ。

ワタシはブランディングとデザインの関係性のお話でよくこれを話すのだが、これもスタバが自社のユーザーがどういう体験をすれば、どう感じ、どういった結果につながるか?をデザインした結果なのだ。

UXという目線から見てもほぼ違いなく意味が通る。岡山弁と広島弁くらいの違いだ。もっと近いか。

正直、ワタシも長らくの間UXという言葉がワタシの中の認識としてふわふわしておりこの文言と自分の仕事の中にあるものとが結びつくまでに時間がかかっていた。しかし、この広島HiBisでほぼつながった。

ワタシがこれまでStyle A+でやってきたデザインは全て間違いなくユーザーの動きや感情を考えてデザインしていた、UXデザインだったということに気づいた。

10年前、創業塾で自分の事業について発表をする時、ワタシは先生方にこう言った。

「誰かにとって意味のある、価値のあるデザインをしたい」と。

そのときは「価値のあるデザインって何?」と言われたものだ。

今ならば言える。先生、それはUXデザインです。と。

ただ、相変わらずUXという言葉が自分の中に浸透しないので、UX全盛時代の2018年ではあるが、ワタシはUXデザイナーではなく、今まで通り「ユーザーを見て、ユーザーに伝わる、ユーザーとつながるデザイン」といった表現でいこうと思う。

ユーザーに体験してもらうということは突き詰めれば誰かひとりのYou(U)に体験してもらうこと。

Style A+ はこれからも、あなた(ひとり)までつきつめて、そこに届くための 「U are eXperience」をデザインしていこうと思う。

おいでよ!うさぎの島(ワークの残滓)

最後に、ワークでワタシが勝手に妄想した、特に発表すらしていないうさぎ島を耳の先まで堪能するアプリ「おいでよ!うさぎの島」のペーパープロトタイプを貼っておこうと思う。

「おいでよ!うさぎの島」は利用者のITリテラシーに応じて、画面が変わる。

これは今回の65歳(うろ覚え)教務員男性ペルソナが使う時の画面で、画面の実に半分が固定ナビだ。

素晴らしく押しやすい!が、コンテンツサイズが半分以下になる諸刃の剣だ。笑

ARカメラによるうさぎ捕獲ゲーム「うさうさGO」をはじめ、ボタンひとつでカメラが立ち上がり、写真を撮ればあらかじめ指定しているアプリから自動投稿されるなど、利用者に合わせた楽しみ方ができるアプリだ。

また、最近の大型スマホの画面上部まで指が届かない人のためのアプリでもある。

広島県の方、大久野島の方、こんなアプリはどうだろうか?

ワタシはいつでもご提案にうかがう所存だ。

もっともアプリ名をはじめ、いろいろな面を調整・変更した上でないと、現時点ではとても最良のユーザーエクスペリエンスを提供できないことは明らかなので、綿密な打ち合わせと称した広島の食文化をごちそうになる回数は多いので、打ち合わせ費だけで予算オーバーになることは必死だが。

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