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愛しさと切なさと心強さとワタシ

by コウジアナーダ

ネコではない。

ワガハイは人である。名前はまだ(そんなに広まってはい)ない。

早く()の中身を(教科書には載ってい)くらいにはしたいところだ。

さて、

前編は勉強会編ということで、ブランディングという言葉の本質を求める者の雑記帳だった。

突然だが、ワタシはたいていのコトは2つの面を持つ、と思っている。

例えば陰と陽。例えば右と左。表と裏にイエスとノー。ゼロかイチかなど。

挙げていけばいくらでも出る。

そしてこれが勉強会にも当てはまる。

勉強の後は・・・酒と遊び、解放だ。

デザイナーはたくさん遊ぶべきだ。

なぜならば知識だけではなく、記憶や感情、五感の全てを使わなければ、顧客の視点で物事が考えられないからだ!

という奇弁を振る舞って遊び散らかした勉強会後の懇親会から翌日までについて。全米よ、これが後編だ。

愛おしく、そして

いとおいしい。

勉強会終了の合図からほんの数分後。

ワタシを含めた7名はそこにいた。

酒と飯、そして楽しい気持ちを与えてくれる「おもてなし日本一のまち」のとある居酒屋。

味の美味しさもさることながら、よく気のつく店員さんがきびきびと対応してくださった。容赦なく突き付けられるオッサンジョークにも笑って対応してくれた。良い店(人?)だ。

ここでは、もしかしたら勉強会と張り合うのではないか?というほど濃い内容の話が飛び交った。

もちろん講師であるお二人からもだけれども、それ以外に聴講者として来られていた方々からもイロイロな話が出た。

細かい内容は省くが、

いつか違う勉強会などで聞けるかもしれないほんの数年で多額のお金を作り出したマジックみたいな話もあれば、まるでタイトロープの上を渡るかのような話であったり、そうかと思えば、

この場でなければ初めて会った人のそんな話を一生聞くことはできないかもしれない話、

なんてコトまで。

ちなみに、ワタシが一番持って帰りたくて、けれど酒と一緒に流れることを恐れ、メモまで残したキーワードは、いわば強固な人間関係を作るための魔法の言葉「アマクサの法則」だ。

内容が聞きたい方は、またリアルの場であった時にでも聞いて欲しい。

ただし、真面目そうに見えて、やや不真面目だが笑

不真面目だが、仕事にも活きること。

なんでもそうだ。人が生きている様が、仕事に落とし込めるし、

仕事そのものが2018年現在でも結局は人同士のやりとりなので、

人とどう付き合うか?

これがやっぱり重要なのだ。

ワタシは基本的に人が好きだ。ただし人の好き嫌いが激しいから、合わない人は全く付き合わないのだが。

人が好きだから、できる限り人が集まるところに行きたいと思っている。

こういうのを書いている度にいつも思うが、人が好きなワタシにとってはやはりデザイナーは天職なのかもしれない。

デザイナーのくせにPHPも書くし、サーバー構築もするし、HDDのデータ復旧も行う。周りから「デザイナーって言うからわかりづらいんだよ。」とか「デザイナーって言う意味あります?」とか「かっこつけてんすか?」なんて言われることもあるが、それでもデザイナーという肩書きを育てていきたいと思うのは、やはりデザイナーでいたいからなのだろう。

そんなコトをぼんやり考えながら一次会の会場を後にして、数件に渡り飲み歩いた。途中合流した参加者が、勉強会との話題の高低差で耳がキーンとなる((C)フット後藤)ほどの話をしながら、松山初日の夜は終わりを迎えた。

少なくなると

切なくなる

多少の頭の重さと、身体のだるさを携えて二日目は始まった。

二日目は主催鷹野さんと講師お二方に混ぜて頂き松山観光。勉強会の内容から考えたら、タイトルは

ぶらブランディングだろう

さて、愛媛といえば鯛めしだそうだ。

ほぼ初愛媛のワタシは、正直なところ興味が湧いていた。なぜなら、岡山にも鯛めしを食す文化はあるが、にもかかわらず「鯛めし」を推すからだ。

理由はシンプル。味が違ったからだ。

ワタシが知っていた鯛めしは炊き込みご飯だが、これは海鮮丼+玉子めし。

今治焼豚玉子飯といい、玉子がうまさを引き立てる食文化である。

丸水 松山店。

このお店は老舗で、昔は料亭だったそうだ。提供されるまで赤い丸のロゴの成り立ちを考えていたが、おそらくは「丸水」の崩しかなぁ、と煮え切らない答えのまま、眼前に鯛めしがきた。

ここでは天然と養殖を選ぶことができ、天然鯛を食べてみた。

うまい。これはうまい。

ワタシは、実は食にあまりこだわりがない。牛肉は和牛じゃなくてもいい。吉野屋もすき屋も、マクドでさえもおいしく頂く。そんなワタシがあえて天然を頼んだのは、なんとなく良いものを食べてみたかっただけなのだが、これは頼んで良かったと感じた。

そしてがっつく。

ぱくぱく。もぐもぐ。

気がつけば切り身が1枚となってしまい、気がつけば養殖鯛の追加オーダーをしていた。

養殖と天然はその価格に結構な開きがあったが、確かに価格差と同じくらい味が違った。

実はこの日の朝、ワタシは結構な量の朝食を食べていた。

ジャズが流れる純喫茶でのモーニングセット。トーストとゆで卵のアレだ。

それに加えてローソンのからあげ君。現在1個増量中のアレだ。

そんなワタシの食欲をかき立てた丸水の鯛めし。ワタシがミシュランの調査員なら迷わず星を三つ付けるだろう。

玉子とご飯の相性は、幼い頃から知っている。そう玉子ご飯だ。

しかし、そこに刺身を合わせると、こんなことになるのか、と目とお腹を丸くした。

松山には多くの鯛めし屋があったようなので、次また愛媛に訪れた際は、別なお店にチャレンジしてみたい。

丸水のサイト

摂取カロリーより

多く消費すべし

鯛めし丸水に別れを告げた我々一行は次なる目的地である松山城を目指す。

本来、丸水 松山店からほど近い場所に松山城行きのロープウェーがあるのだが、荷物を置くため、一度駐車場に戻った。逆方向におよそ数十分。

荷物を置き、別行動を取るという高瀬さんと別れ、3人パーティに。

RPGでいうと

遊び人・遊び人・遊び人

の編成だ。

そして、改めて数十分かけ、ロープウェーに到着する。

ワタシはロープウェーが好きだ。

なんとも言えないあの郷愁深い感じがたまらない。そして、そのロープウェーを降りる際、添乗員さんが素敵な方言を披露してくれた。

だんだん♪

ありがとう、という意味だそうだ。

だんだん畑は作物とれてありがとう畑なのだろうか・・・(←違う)

「だんだん」と可愛く口走りながら、およそ魔王を倒せるとは思えないパーティーは魔王が住むであろう城を目指す。

暑い。いや、熱い。

照りつける酷暑に耐え、何とか登り切った我々の前に、それは現れた。

ミカンジュース発生装置である。

未来である。子供の夢である。

と、あるあるはしゃいでしまうほど、嬉しかった。

もちろんいただいてみる。

む、ポンだな。

と、麻雀を打っている人のように頭の中でポンポン言いながらごくごく飲み干した。

ちなみに鎧兜を身につけた、イラレで60秒で描けそうな彼の名は

よしあきくん

加藤嘉明という松山城城主を模したゆるきゃらだ。歴史にうといワタシは加藤さんを知らないのだが、こんな攻めづらい城を作ったくらいだ。割とやりおる人だったに違いない。

さよなら、よしあきくん。

君の初代プレステの出たてポリゴンのような体型はきっと忘れないよ。

ていうか、後ろから見ると一本足なんだねよしあきくん。

下りはロープウェーではなくリフトで降りてみる。

高いところ好きのワタシは、その光景に満足しながら数分間の空中遊泳を楽しんだ。

松山城はかなり高い山の上にあるので、松山市内?が一望できる。

そして温泉へ

松山城を出た後、高瀬さんと合流して4人パーティに。バンドでいうと、

ドラム・ドラム・ドラム・ドラム

の編成だ。小粋なフリーセッションをかますには何か音階が欲しいが、それぞれドラムの音は違ったのでよしとしよう。

そんなドラム4人組のワタシたちは、今回の旅最後の目的地、道後温泉へ。

愛媛と言えば道後温泉。

知識の浅いワタシでも知っている。

ワタシは温泉が好きだ。どれくらい好きかというと、夜から家からひとりで30キロほど離れた天然温泉によく入りに行く程度には好きだ。

一度は入ってみたかった道後温泉。

本当は、鷹野さんおすすめプランの、ちょいと入浴して後は2階の広間でくつろぐプランの予定だったが、観光客の多さからすごい待ち時間だったため断念した。

温泉そのものはやや熱めで、歩き疲れた我々をいやしてくれた。

友人知人からは、道後より奥道後、といった声を多くもらっていたが、ワタシは道後温泉に十分満足できた。

我々が行った道後温泉 本館は昔の造りを残しつつ、ほんの少し改修している程度という印象を受けた。

誤解を恐れず言うならば、普通の戦闘のような印象。

残念というか、もったいないのは道後温泉の公式ウェブサイトが、これでもかというくらい、ゴリッゴリの写真を使っていることだ。

道後温泉 本館のサイト

我々は「神の湯」に入ったが、このサイトを見て実際に入りに行くと、おそらく違和感を感じてしまうのでは無いかと思う。

逆に、こちらを見てもらいたい。

道後温泉旅館協同組合のサイト

サイト中段よりやや舌にある神の湯の写真を見ると、ややもっさり感のあるものに見える。

これの方が、印象が近いのだ。

写真と現実の差が激しいと、人は悲しい気持ちになる。フォトショマジックが一つの例だろう。

この道後温泉公式サイトの画像はフォトショで画像加工してどうこう、というよりは、単に写真がすごく良いのだと思う。

内側の事情と外向き告知のバランスが少々崩れているように感じた。

実にもったいない。

ひとこと相談してくれたら良いのに。

ワタシはこのブログを書くために道後温泉のサイトを見たので、入湯の際は何も感じなかった。

むしろ、道後温泉というビッグネームにわずか400円で入る事ができる。

その料金設定と、町の銭湯みたいな内装が相まって良い味出しているなぁ、と感じた。

乾いていた。

風呂上がりの我々は皆、乾いていた。

そう、喉が渇いていたのである。

他の観光客にお願いして、良い笑顔で撮ってもらっているが、皆カラカラである。B’z裸足の女神のシングル2曲目もKARA・KARAという曲であるが、小学校の頃、家族でカラオケに行き、ワタシの熱唱で祖母が気まずい顔をしたのを今でも覚えている。

KARA・KARAの歌詞

からからに乾いてるからちょうだい

おまえの

である。小学生のワタシは敬愛するビーズの歌で盛り上がっていたが、祖母はどんな気持ちだったのだろうか。

よし、思い出すとなんだかワタシまで気まずい気持ちになるのでビーズの話は今日はここまでだ!

からからに乾いた我々の目にとんでもなくキャッチーな言葉が飛び込んだ。

湯あがりビール

ビールの苦手なワタシにさえ刺さる。

道後温泉の熱~いお湯で汗を流した後には、ぴったりの文言だ。

ワタシは車で岡山へ帰らなければならなかったので道後サイダーを頂く。

汗で水分を失った身体に、ぐんぐんしみこむ水分。

そして糖分。

うまいのはもはや火を見るより明らか。ただ、あえて言おう。

サイダー半端ないって!

(既に古い)

サイダーを飲み干したあたりで、松山ツアー終了のホイッスルが鳴った。

ワタシは、岡山までの距離200キロを少しでも減らすため走り出した。

日々これ、また勉強

思えばこんな観光旅行は久々だった。家族旅行を除くと、こういう旅行は十数年ぶりだった。もっと言うと、皆が先輩の旅行は初だった。

皆、それぞれに遊びを楽しんでいた。

特に鷹野さんが本当に無邪気に、まるで子供のように楽しんでいた。

ちょっと目を離した隙に、面白い看板や目につくものを写真に撮り、美味しそうなものを見つけて食べ、何よりずっとニコニコされていた。

そうなると、無邪気に楽しむことが恥ずかしくなくなり、心から楽しめる。

なんて心強い存在なんだ!

と素直に思った。

デザインにも通ずる、と思った。

「愛媛ツアー」という一つの案件に真剣に向き合って、寄り添って一緒に「楽しむ」という事を作り上げる。

ワタシはお客さんにこれだけ寄り添えているだろうか。

もっともっと寄り添っていこう。

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